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ポルノとスピリチュアリティ

更新日:2022年7月9日

あなたはパートナーにポルノ(アダルトビデオや画像など)見ている?という質問をしたことがありますか

莫大な情報が入っている世界中のインターネットのデータの中の30%はポルノ関連という事実を知っていますか。 今ここで世界の30%の情報であるポルノについて考えてみましょう。 女性の私たちにとっても間接的にポルノが与える影響は大きく、一度向き合って考えてみたいと思います。 まず第一にはっきりとパートナーと性の話はできていますか? そこに恥ずかしい、タブーなどのリミットは入っていますか? 大切なことはよりオープンに自分のパートナーとなんでも話をすることそこから全ては始まります。 そこでもし相手がポルノを見ていることを知ったあなたはそこで男性だから仕方がない。というアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)な対応を取っていませんか。 そこを当たり前にするのではなく、古い女性性と男性性を想起させるツールだという認識とともに今一度ポルノを見ることにおける潜在的な影響を考えてみてほしい。 まず男尊女卑や曲がった性の発信源でもあることの多いポルノ、今ではより現実的に刺激のない、ポルノを作るという活動がヨーロッパを中心に始まっていますが、それでも非現実的な不健全なイメージを与えるポルノを正当化する社会システムに古さを感じます。 そしてポルノから性教育を受けている男性もどこか被害者のような感じもしますが、ポルノ自体が性を歪ませ、そして誤った認識を与えているのではないかなと女性の声ーどのように男性が女性に触れ、関わるのかという意見ーからも感じられます。 一方通行な性への認識と捌け口に女性を見るその意識は、女性に対してのリスペクトにかける認識を男性に与えてしまう。 よくなってきたとはいえ、今も空気のように根付いている男尊女卑はここからもやってきているのではないでしょうか。



聖なる火を支える。


性欲がない、不妊だ。などの性に対する問題を持っているパートナーシップは多いのではないでしょうか。 ポルノはみるけど恋人とあまり性欲が湧かない。

不妊で性行為自体が機会的になっている。


ここで知ってほしいことは、生・性とは火のエネルギーで生み出されていること。

お産をするとき伝統的なお産婆さんは陣痛がうまくいかないと火を焚くことを推奨します、そしてロマンティックな時もたくさんのキャンドルが灯される。 それはなぜかというとわたしたちの中に沸点が存在し、それを沸かすことが大切だということ。 一人一人沸点は違います、通常女性は沸騰するのに時間がかかります。 そしてポルノを見慣れている男性は沸点がどんどん上がっていきます、40°で沸騰できたのが60°にそれが70°まで必要になり、、、沸騰しずらくなっていきます。 そこから刺激するようにデザインされたポルノばかり見ていると目の前のパートナーではあまり性欲が沸かなくなっていきます。 そしてポルノにより通常の健康的な沸点で火がつかなくなると内側の健康的な火が動作しなくなり生命を生み出すという神聖な行為もできなくなっていきます。

健全なイメージと共に生きることの大切さ

ポルノを見ていることを堂々と言える人はどのくらいいるでしょうか。 それはあなた自身もどこかで恥ずかしいもの、よくないものという認識がどこかであると思います。 それはどこかで不健全で偏ったイメージをあなたに与えているからではないでしょうか。 イメージがあなたの意識にどれほど影響を及ぼし、そこからどのように他の異性に対する認識や関わり方が形成されるのでしょうか。 そしてポルノはそれだけに限らず、わたしたちの意識の中で大きな鎧となります。 不健全な偏ったエネルギーでできたものを消費することはどれだけあなたに害を与えるでしょうか。 それは脳にも制限要因のない、リミットのない、人間関係から切り離された強い刺激によりあなたを中毒にさせ、どこかでの自分の中のリミットや境界線を乱すこともあります。

そして規律を持って行動するという規律心・自制心などの大切な社会的軸を外させる作用を起こすこともあります。 それは潜在的に自分をコントロールする力を奪うものではないでしょうか。 どこかで脳を麻痺させ、より非現実な世界に自分を逃避させるツールにもなっていませんか? 若く多感な時からそのような習慣があるということは、どう精神に作用するでしょうか? 健全なイメージでより現実的に、目の前のものと繋がって生きることはとても大切です。 あなたが見たイメージ、ビジョンはあなたの思考と繋がり、あなたの思考が他者との繋がりや世界との繋がりを構築していくからです。 ポルノを見ることに対して罪悪感をここで持たせているのではなく、今一度多次元的にその行為がどのように影響しているのかを感じて、考えてみて欲しいです。 性のエネルギーは強く、わたしたちの生に、生き方に影響を及ぼします。 そしてパートナーシップにはダイレクトに影響しているもであり、健全なイメージでより目の前の大切なパートナーとの繋がることの美しさを、ポルノという非現実な対象へあなたのエネルギーを分散させずに大切にしてください。

子育てにおいての性教育の大切さ

そして両親が性の取り扱いに向き合わずにポルノから学んだ性で生きると、どこかで性をタブーとし、恥ずかしいものとし、隠す・追いやる・罪悪感を投影してしまうのではないでしょうか。 そして親から何か恥ずかしいものという概念を学んだ子は内側に純粋な疑問が、性エネルギーが生じた時に親に相談できずにどうのように対応していくのでしょうか? そしてそれを良くないものとして自分に嫌悪を生んでしまわないでしょうか。 そして性を教えてもらわないと、性をわからないものとしてしまうと、もしもの時にどのように自分を守り、選択するかということができるでしょうか。 わたしのドイツ人の友人で女性にも人気で、誰からも愛される男の子がいました。 彼には性的な経験をする機会は20歳になるまで何度もありました。 それでも彼のお母さんが、自分の性に対する経験をしっかり子供に話ていました。 彼の母親が初めての性体験をあまり満足のできる相手としなかった、浅はかな経験だったことを息子に話、そこからその大切さを彼に向き合って話していました。 そこで彼は自分を他者をしっかりと尊重できるまではいくら興味が強くても体験しないでいることを決めました。 そのようにして、親がしっかりと向き合って話せるようにして子供に多少のガイドをしてあげることは大切だと思います。 ただ不純な物に蓋を被すだけで、向き合わないでいると、何かしらの歪みが子供にやってくる。 わたし自身が日本の文化の中で過ごし、いかにわたしたちが恥ずかしいものという対応を性においているのかを感じていますが、恥ずかしいと思っているから恥ずかしいだけであり、恥ずかしくさせているのは自分であり、堂々とそこに対しても子供と向き合うことの大切さを感じています。そして識ることは不純な性エネルギーからもしっかりと子供を守る道だとも思います。 だからこそ、大人が性に対する関わり方を変える必要だなと思います。 ポルノを見ることは悪ではありません、それをジャッジしようというものではなくそこからどのようにあなたの中のセクシャリティに影響を与えているかを認識した上で偏ったビジョンや、幻想的なビジョンをそこに置かずにより現実的に性と向き合うことは大切だと思います。 そしてその偏った、曲がった抑圧した意識が相手の男性からパートナーである女性へとエネルギー的に体験的に様々な情報が子宮に留まります。 そこからも何か尊重し会える空気になっていきますように。

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