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抑圧された女性と女性性

更新日:2022年8月8日


元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。今女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く病人のような蒼白い顔の月である。私共は隠されて仕舞った我が太陽を今や取り戻さねばならぬ。

―平塚らいてう『青踏発刊に際して』 今更ながら平塚らいてうの言葉が胸に突き刺さる。 アメリカは中絶を違法ということで最高裁が決定を下した。 そしてブラジルの大統領のボルソナロももし自分が法律を決めれるとしたら中絶を直ちに禁止にすると。 女性の権利を男性が決め、女性の人生が略奪される行為だとこれに対してわたしは思います。 レイプにあって妊娠した人や経済的に身体的に厳しい人など、、、様々なケースがあり、そしてそこから望まない妊娠をして出産した親のその子供はどのように育っていくのか、、、 もちろん命は大切で、授かったからには深く考慮する必要がある。 それでも望まない妊娠・出産の後の子供たちはどれだけのトラウマを背負いながら生きていくのでしょうか? それでも中絶の必要のある女性たちは闇医者へと走り、身体を危険な目に犯さなくてはいけないのでしょうか?ー自分の人生を守るために。 そんなことを考えながら女性の権利が脅かされているこの世界に生まれ、一人の女性として胸が痛いトピックであり、妊娠・出産・中絶関連から集合的な女性の現状を感じます。

日本も他人事ではない、ジェンダートピック。

今のより若い世代になるにつれジェンダーのトピックはより軽くなってきているとはいえ、依然とあるジェンダーのバイアス。 女の子は弱くもろい存在、男の子は強くて自立した存在。 女の子はこれをして許され、男の子はこれをして許されない。 男の子はこれをして許され、女の子はこれをして許されない。 両者にそのバイアスは強くかかっていているけれども権利などの可能性を見ていくと女性に対しての根本的な社会地位は低い。そんなことないと思っているあなたは今一度当たり前なことを、普通と思っていることを見渡してみてほしい。 特にそれは政治や大きな団体などを見て取れる。 女性がいない、そして男性主導で全てが決められる。 昨年の森元総理の発言、女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。などはその典型例なジャッジメントであ理、本人がその言葉の意味をインパクトに気づけないという時点で日本はジェンダーで言ったら遅れている。 子供の時に小学校で五十音順で名前があって番号がつけられる、その時も男子が先でその後また女子に番号が振り分けられる。 あるとき途中でそのシステムも変わったとはいえ、その行為の与えるアンコンシャスバイアスは大きくどこかで女は二の次という感覚が残っていました。 そして女性はどこかで男性に合わせながら男性に認められて社会的な進出ができる、いまだにそんな空気が残っていてやはりまだ男性的視点で社会は起こっている。


日本での中絶に対する意識もベースは女性の権利よりも身体的金銭的な面での考慮が強く、どちらかというと女性がどうしたいのか?という気持ちは考慮されていません、だからもし配偶者がいたら配偶者の許可なしには中絶ができません。 DVなどのケースや、精神的に子育ての余裕がない女性などがもし妊娠を望まなくても配偶者が許可をしなくては中絶ができないのです。 ヨーロッパではそのようなことはなく、女性の権利は保護されています。 最終的に妊娠を経験するのも、産むのも女性です。 望まない妊娠の中、配偶者との連絡が途絶え許可がもらえずトイレで出産をし、赤子を殺したということで懲役3年執行猶予5年の有罪判決が下される事件もありました。 出産とは女性の身体を、人生を大きく変える行為です。 だからこそ女性にその選択を、決める権利が当たり前にあるべきだと思います。 主人の顔色を浮かべながら、主人の決断がなければ中絶したくともできない日本の女性は平塚らいてうの言うとおり病人のような蒼白い顔の月のまま女性は月であると言う影であると言うイメージの中で生きていくのではないかなと思います。 そして薬局で緊急避妊薬販売が禁止されてる中でそれを解禁するかいなかのアンケートについては「賛成」は自民党は40パーセント。 というのが2022年の調べでも出ています。


これって女性の自由であり、なぜ国がそこまで管理しコントロールする必要があるのでしょうか? 反対する理由とメリットはなんででしょうか?

どんなバイアスがかかっているのでしょうか、そしてそのトピックに違和感も湧かないわたしたちのあんこシャスバイアスも含めて


ここからも胸に手を当てながら、


女性の自由や選択がより拡大し、安心して生きる世界が広がりますように。 今ここで一人一人が女性としての権利と自由を思い出しながら誇り高く自由と共に本来の輝きと喜びを思い出しながら共に手を取り女性として生きていけるように祈り、行動を起こしていきたい。

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